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アウグストゥス NGC鑑定 XF デナリウス銀貨 ローマコイン
¥74,000
SOLD OUT
RIC I 207 NGC鑑定 XF NGC 認定番号 4884736-081 発行国 ローマ帝国政 地方名 ルグドゥノム造幣所 発行年 BC2-AD12 額 面 デナリウス 金性 AR(silver) 表面柄 アウグストゥス帝 裏図柄 ガイウス&ルキウス サイズ 18㎜ 重量 3.63g 状態 XF アウグストゥス皇帝への道 国内を安定させたオクタヴィアヌスはレピドゥスを屈服させ、 さらにクレオパトラと同盟したアントニウスをアクティウムの海戦で 撃破し自害へと追いやる。 一頭体制となったオクタヴィアヌスは共和制への復帰を宣言し、 元老院を巧みに懐柔しつつ、自己の権限を公式な方法で増大させた。 軍団指揮と属州統治を行うためにプロコンスル命令権(インペリウム・プロコンスラレ) を元老院から取り付けて、正式な法的根拠とした。 この結果、ローマ全軍の一元管理が可能となり、 オクタウィアヌスは名実共に「インペラトル」となった。 共和制復帰宣言から3日後の1月16日、かつてユリウス・カエサルの副官であった ルキウス・ムナティウス・プランクスが、 オクタウィアヌスにアウグストゥス(尊厳者)の称号を贈ることを提案し、 元老院は満場一致で国の全権を掌握するよう懇請した。 オクタウィアヌスは数度にわたり辞退した上でこれを承諾し、 この日以降正式にインペラトル・カエサル・アウグストゥス (Imperator Caesar Augustus) と名乗るようになった。 慎重なアウグストゥスことオクタウィアヌスは、 すでに政敵がいないにもかかわらず、一度権力を返還し、 元老院によって再び譲渡されるという形式をとったのである。 これにより共和制は、元老院議員たちには気付かれないうちに (オクタウィアヌスが巧妙に偽装しつつ)終焉し、 ローマは帝政へと移行した。初代ローマ皇帝アウグストゥスの誕生である。 紀元前27年秋から西方の再編、紀元前22年から東方の再編を行い、 内政を安定化させつつ、権力基盤を盤石なものとした。 紀元2年、元老院より国家の父 (pater patriae) の称号が贈られた。 胃腸を患ったアウグストゥスは、紀元14年8月19日、 ポンペイ近郊のノラの町で76歳で死去した。 最期の日、友人に 「私がこの人生の喜劇で自分の役を最後までうまく演じたとは思わないか」と尋ね、 「この芝居がお気に召したのなら、どうか拍手喝采を」 との喜劇の口上を付け加えたといわれている。 遺灰はローマ市内のアウグストゥス廟に葬られ、 神格化された後にカレンダーに Augustus (= August) 、つまり8月と記された。 そして暗殺されたユリウス・カエサルも神格化され、 Julius (= July) が7月 となった。 大理石の彫刻のような美しく、凛々しいアウグストゥスです。 2000年という長い時の中で顔の部分にクラックが生じましたが、 このコインの個性として 調和しています。 NGC鑑定XFのアウグストゥス。なかなか市場に出てこない逸品です。
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ホノリウス NGC鑑定 Ch XF ソリドゥス金貨 ローマコイン
¥120,000
SOLD OUT
Reference: RIC X 1287 発行国 ローマ帝国政 地方名 ルグドゥヌム造幣所 発行年 AD 402-406 額 面 Solidus 金性 Gold 表面柄 ホノリウス帝 DN HONORI-VS P F AVG, Pearl-diademed, draped, and cuirassed bust right 裏図柄 ホノリウス帝 VICTORI-A AVGGG, Honorius standing right, with foot on captive, holding labarum and crowning Victory on globe サイズ 20㎜ 重量 4.41 g 状態 Ch XF AD 384-423(在位 393-423) ホノリウス フラウィウス・アウグストゥス・ホノリウス(Flavius Augustus Honorius) 384年、東方正帝テオドシウス1世の次男として、 彼の最初の妻アエリア・フラキアとの間に生まれた。 2歳で東ローマのコンスルに任命される。 392年にワレンティニアヌス二世が死去すると、 テオドシウス帝は西方の立てた皇帝を認めず、 9歳のホノリウスを西方の皇帝とするべく進撃する。 テオドシウスが西方を支配下に納めてすぐに死去したため、 ホノリウスはわずか10歳で西ローマの皇帝となった。 ホノリウスの治世中は絶えず蛮族の侵入に悩まされ、 首都の機能はアドリア海沿岸の難攻不落の街、 ラヴェンナにおかれていた。 内乱や蛮族の侵入は皇帝の統治システムを破壊しており、 410年、西ゴート族のアラリックにより以前の首都ローマが陥落する。 この後西ローマ帝国の国力は低下を続け、 再び西と東が統一されることはなかった。 西ローマ帝国が最後の輝きを残していたころの金貨です。 穏やかな肖像のコインです。
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カリグラ NGC鑑定 F ローマ AS青銅貨. Rome Mint. AD37-38
¥40,000
カリグラ帝 Caligula Bronze AS.Rome mint:37-38 A.D. Reference: RIC 38, BMC 46, C 27 C CAESAR AVG GERMANICVS PON M TR POT, Bare head left. VESTA - Vesta seated left, holding patera and scepter; S C across fields. 27mm (10.36 g) 状態 F カリグラ ガイウス・ユリウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクス (ラテン語: Gaius Julius Caesar Augustus Germanicus , AD.12-41 1月24日) 第3代ローマ皇帝(在位AD 37-41) ゲルマニア遠征で活躍したゲルマニクスの息子、 小さいミニチュア版のローマ軍の装備を身に着けていたため、兵士たちから、 カリグラ(小さな軍靴に由来)と呼ばれ人気者であった。 前皇帝であるティベリウス帝が不人気であったため、皇帝になった当初は絶大な支持を受ける。 初期は無難な国政運営であったが、次第に変節し、常軌を逸した行動が目立つようになる。 元老院派の将校により暗殺される。 時代を感じさせる美しいGreen Patinaを有する一品です。 注意事項:画像で判断出来ない細かいシミ等ある場合がございますので ご了承下さい。 ノークレームノーリターンでご注文下さい。
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アントニヌス・ピウス NGC鑑定 F デナリウス銀貨 ローマコイン
¥20,000
SOLD OUT
Reference:RIC 167 発行国 ローマ帝国政 地方名 ローマ造幣所 発行年 148AD 額 面 デナリウス 金性 AR(silver) 表面柄 アントニヌス・ピウス帝 ANTONINVS AVG PIVS P P TR P XI 裏図柄 女神サルース C-OS IIII, Salus standing left, holding rudder on globe and feeding from patera a snake entwined around an altar. サイズ 18㎜ 重量 2.73 g 状態 F ティトゥス・フルウィウス・アエリウス・ハドリアヌス・アントニヌス・アウグストゥス・ピウス( Titus Fulvius Aelius Hadrianus Antoninus Augustus Pius ) 86年9月19日 - 161年3月7日 (ローマ皇帝在位期間 138年7月11日 - 161年3月7日) 五賢帝の四人目。 西暦86年9月19日、執政官経験を持つ元老院議員ティトゥス・アウレリウス・フルウィウスとアリア・ファディラの一人息子としてラウィニウムに生まれる 111年、宮殿や元老院に出入りする様になったアントニヌスは財務官(クァエストル)に任命されて元老院議席を得た。 続く117年には法務官に叙任され、上流貴族としての立場を着々と継承していった。 この間となる110年から115年頃には私生活でも当時の王朝であるネルウァ=アントニヌス朝の一員であった大ファウスティナと結婚している。 当時としては珍しく自由恋愛を経ての結婚であり、夫婦仲は睦まじかった。 120年、ハドリアヌス帝時代に執政官に叙任され、皇帝の側近としての立場を強めていく。 アントニヌスはハドリアヌス帝よりイタリア本土における長官の一人に指名され、続いて134年にはアシア総督として活躍し名声を高めた。 帝位継承から真っ先にアントニヌス帝が行ったのは先帝ハドリアヌスを歴代皇帝と同じく神に祭る事であった。 この提案はハドリアヌス帝と対立していた元老院に反対されたが、アントニヌス帝は懸命に元老院を説得する事に努めて遂に元老院を説き伏せた。 この行動は主君に対するピエタス(献身)であると賞賛され、元老院はハドリアヌス帝を神に祭るのと合わせて彼に「アントニヌス・ピウス(慈悲深きアントニヌス)」の称号を与えた。 他に晩年のハドリアヌス帝を献身的に支えた事も理由に含められた。 そしてハドリアヌス帝の路線をできる限り継承する事を望み、残された先帝時代に予定された事業の完成を急いだ。
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大ファウスティナ NGC鑑定 AU デナリウス銀貨 ローマコイン
¥36,000
SOLD OUT
Reference:RIC 360 発行国 ローマ帝国政 地方名 ローマ造幣所 発行年 140AD 額 面 デナリウス 金性 AR(silver) 表面柄 大ファウスティナ DIVA FAVSTINA, Draped bust right,hair in bun. 裏図柄 女神ケレース AVGVSTA, Ceres standing head right, holding corn ears and long scepter. サイズ 19㎜ 重量 3.52 g 状態 AU 140 AD 逝去 アンニア・ガレリア・ファウスティナ・マイヨル(大ファウスティナ) Annia Galeria Faustina 執政官マルクス・アンニウス・ヴェルスと妻ルピラ・ファウスティナの娘、 第15代皇帝アントニヌス・ピウスの后妃 ピウスに愛され、死後多くの硬貨が発行された。 美しい肖像のコインです。
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トレボニアヌス・ガッルス NGC鑑定 MS ダブルデナリウス銀貨 ローマコイン
¥28,000
Reference:RIC72 c 発行国 ローマ帝国政 地方名 ミラン造幣所 発行年 AD 251-253 額 面 アントニニアヌス 金性 AR(silver) 表面柄 トレボニアヌス・ガッルス IMP C C VIB TREB GALLVS AVG 裏図柄 ピエタ神 PIETAS AVGG Pietas, standing facing, head left, both hands raised, lit altar at left サイズ 19mm 重量 2.87g 状態 MS トレボニアヌス・ガッルス ガイウス・ウィビウス・トレボニアヌス・ガッルス (Gaius Vibius Trebonianus Gallus) 206年 - 253年8月 皇帝在位期間 251年 - 253年8月 トレボニアヌスはエトルリア人に起源を持つ由緒もある元老院階級の出身であり、軍事と政治の両方の職を経験し、250年に執政官に選出、 ドナウ川防衛を担当するモエシア属州の総督に任命され、ローマを離れた。 これは皇帝デキウスの信頼を示すものであった。 この地においてトレボニアヌス・ガッルスはゴート人の侵入をよく防ぎ、軍人として声望を得た。 251年、デキウスと共同皇帝ヘレンニウス・エトルスクスが、ゴート族とのアブリットゥスの戦いで戦死した。 これによりドナウ方面軍より彼は皇帝に推挙され、元老院もそれを承認する。 トレボニアヌスはゴート族との和平交渉に臨み、多額の金品を渡す等の譲歩を示したため、ローマ市民からの侮蔑と嫌悪を買った。 トレボニアヌスの治世は安定したものではなく、サーサーン朝のシャープール1世によるシリア属州への侵略に加えて、講和を結んだはずのゴート族の侵入も止むことは無かった。 このような中でモエシアおよび上パンノニアの総督であったアエミリウスが反乱を起こし、皇帝となることを宣言。ローマに進軍してきた。 これを討伐に向かったトレボニアヌスは陣営内で裏切りにあい暗殺される。
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コンモドゥス NGC鑑定 XF デナリウス銀貨 ローマコイン
¥30,000
Reference:RIC 224 発行国 ローマ帝国政 地方名 ローマ造幣所 発行年 191 AD 額 面 デナリウス 金性 AR(silver) 表面柄 コンモドゥス帝 M COMM ANT P FEL AVG BRIT PP , laureate head right. 裏図柄 女神ローマ ROM FEL PM TR P XVI COS VI Roma seated left, holding Victory and spear サイズ 17㎜ 重量 2.63 g 状態 XF ルキウス・アウレリウス・コンモドゥス・アントニヌス (Lucius Aurelius Commodus Antoninus ) 161年8月31日 - 192年12月31日(ローマ皇帝在位期間 177年 - 192年) 17代ローマ皇帝 16代皇帝アウレリウスと15代皇帝アントニヌス・ピウスの娘、 小ファウスティナの子としてラヌウィウムで生まれた。 幼いころは病弱で早死にを恐れた父は、 中世時代に伝説的な医学者として記憶されるガレノスを侍医としてつけた。 様々な病気に見舞われたが、ガレノスの適切な治療により生き延びた。 父アウレリウスより直接様々な学問を授けられ、父と共に戦陣に立った。 帝位継承者として育てられた最初のローマ皇帝である。 176AD、成人の儀式から1年後に父アウレリウスにより 皇帝称号の一つであるインペラトル(軍指揮官)が付与され、 さらに177年にはアウグストゥス(尊厳者)の称号も与えられ、共同皇帝となった。 同年コンモドゥスはコンスル(執政官)にも就任したが、この時若干15歳。 ローマ史上最も若いコンスルであり、父アウレリウスの溺愛ぶりがうかがわれる。 ドナウ川で前線の視察を父と行っていた最中、 体調を崩した父アウレリウスは病床の人となった。 闘病の末、180年に父アウレリアスはそのまま帰らぬ人となり、 一人残された18歳のコンモドゥスは第17代ローマ皇帝として 即位することになる。 父の死後、しばらくコンモドゥスはドナウ川軍団の総司令官として 前線に留まりつつ、際限のない蛮族との戦いを終わらせるための講和を模索した。 講和による戦線の安定化は、元老院からは弱腰と反発を受けたものの 国境における軍事的平和につながり、 帝国の財政に貢献した。 治世の序盤は重臣たちの補佐により大過なく運営されたが、 私生活は次第に貴族達の堕落した生活に毒されていった。 姉ルッキラによる暗殺未遂事件を経て徐々に猜疑心が強くなり、 元老院にも疑いの目を向けるようになった。 治世晩年にはローマを「コロニア・コンモディアーナ」と改名したり、 自身をヘラクレスの化身として崇拝させたり、 剣闘士として競技会に参加したりといった乱行を行う。 猜疑心のとりこになった彼は、周囲の要人を次々と処刑し、 最後には宮廷内で暗殺される。 元老院によって記憶の断罪がなされるが、 まもなく セプティミウス・セウェルスによってそれは取り消され、 逆に神格化される。 映画「グラディエーター」にも登場する個性あふれる皇帝。 優しそうな肖像です。
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共和制ローマ NGC鑑定 XF デナリウス銀貨 ローマコイン
¥40,000
SOLD OUT
Reference:Scribonia 1 sear5 #79 発行国 ローマ共和制 地方名 ローマ造幣所 発行年 BC154 額 面 デナリウス 金性 AR(silver) 表面柄 女神ローマ 裏図柄 双子神ディオスクロイ騎馬像 C.SCR ROMA サイズ 18.5㎜ 重量 3.99g 状態 EF marcs 美しい女神ローマ。 双子神ディオスクロイはゼウスとレダの子供たち。 ローマ人がエトルリア人の王を追放した際、 エトルリア人の王が最終的に敗北したことを伝えに来たとされる。 共和制ローマのシンボルである。 2000年以上前のコインとしては保存状態が素晴らしく、 このようなグレードの高いコインは希少です。 鑑定結果はNGC公式ホームページでご覧になれます。 注意事項:画像で判断出来ない細かいシミ等ある場合がございますのでご了承下さい。ノークレームノーリターンでご注文下さい。
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ガッリエヌス NGC鑑定 Ch VF ダブルデナリウス銀貨 ローマコイン
¥18,000
Reference:RIC 397 発行国 ローマ帝国政 地方名 Viminacium mint. 発行年 AD357~359 額 面 ダブルデナリウス 金性 AR(silver) 表面柄 ガッリエヌス帝 IMP GALLIENVS P AVG 裏図柄 女神サルス SALUS AUGG サイズ 22 ㎜ 重量 3.40g 状態 Ch VF プブリウス・リキニウス・エグナティウス・ガッリエヌス (Publius Licinius Egnatius Gallienus) 213年か218年 - 268年(推定) 皇帝在位期間 253年10月 - 268年9月 260年までウァレリアヌス帝と共治 253年父ワァレリアヌスと共に皇帝即位、 共同皇帝としてローマ帝国の西側防衛線を担当する。 詩を創作したり、哲学に関心を持つ文化人でもあった。 256年、サーサーン朝(ペルシア)皇帝シャープール1世が、 ローマ帝国領カッパドキアに侵攻。 父ワァレリアヌスはシリアのアンティオキアを拠点として ペルシアに対抗するが、260年エデッサの戦いにおいてペルシャに敗れ、 捕らえられてしまう。 ローマ皇帝捕囚のニュースはローマ帝国の権威を失墜させ、 帝国西部においてポストゥムスがローマを裏切り、ガリア帝国を打ち立てる。 さらに東部においては協力関係にあったパルミラが、 政変を通じて反ローマへと変貌。 パルミラ王国として独立する。これにより、ローマは ガリア帝国、ローマ帝国、パルミラ帝国の3つに分割される。 また、帝国の権威失墜によりゴート族をはじめとする蛮族による帝国進入も激しくなる。 このような状況下でガッリエヌスは、精力的に異民族を撃退する。 そしてガリア帝国とパルミラ王国を現状のまま放置した。 ガッリエヌスは異民族侵入対策のために、騎兵部隊を軍の主力とした。 このことはローマ軍やローマ市民層に変化をもたらす。 ポストゥムスなど皇帝を僭称する者も相次ぎ、 ローマ帝国史上たいへんな国難の中でガリエヌス帝は力を尽くした。 だがクラウディウス・ゴティクスらにより殺害されてしまう。 鑑定結果はNGC公式ホームページでご覧になれます。 注意事項:画像で判断出来ない細かいシミ等ある場合がございますのでご了承下さい。ノークレームノーリターンでご注文下さい。
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クラウディウス NGC鑑定 Ch VF デュポンディウス青銅貨 ローマコイン
¥46,000
Reference:RPC 4279 発行国 ローマ帝国政 地方名 アンティオキア造幣所 Syria, Antioch. 発行年 AD37-38 額 面 Dupondius 金性 Copper 表面柄 クラウディウス帝 裏図柄 Senatus Consulto サイズ 27.5㎜ 重量 15.59g 状態 Ch VF BC10~AD54(在位 AD41~54) ローマ帝国の第4代皇帝である。 ユリウス・クラウディウス家の一員に生まれるが、生来病弱、 子供の頃、難病に侵され、その後遺症があったという。 母の小アントニアはこの息子に全く愛情を注がず、 「人間の姿をした怪物」とまで呼んだ。 カリグラが暗殺されると、プラエトリアニに担がれ、 50歳で皇帝に就任した。 就任に際して元老院の承認を受けたものの、 実質的にはプラエトリアニの軍事力によって就任しており、 軍事力がローマ皇帝を決定する最初の例となった。 この50歳の新皇帝は即位すると同時に、先帝カリグラが文字通り崩壊させた ローマの財政を建て直した。 また、ブリタンニア遠征はクラウディウスの時代に、 カエサルの遠征以来初めて本格的に行われ、 実際にブリタンニア南部の征服に成功している。 毒キノコの中毒によって死去するが、 4番目の妻であった小アグリッピナの暗殺とする説が 古代から有力視されている。
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ドミティアヌス NGC鑑定 Ch VF デナリウス銀貨 ローマコイン
¥30,000
Ref:RIC 764 発行国 ローマ帝国政 地方名 ローマ造幣所 発行年 93-94 AD 額 面 デナリウス 金性 AR(silver) 表面柄 ドミティアヌス帝 IMP CAES DOMIT AVG GERM P M TR P XIII 裏図柄 女神ミネルウァ Minerva standing left holding spear IMP XXII COS XVI CENS P P P サイズ 18㎜ 重量 3.55g 状態 Ch VF graffito ティトゥス・フラウィウス・ドミティアヌス(Titus Flavius Domitianus) AD 51年10月24日 -96年9月18日(ローマ皇帝在位期間 AD81-96) ウェスパシアヌスの息子。兄ティトスの死亡により皇帝になる。 元老院と対立した。理由としては 「自分で何度も正規執政官になり、 執政官の名誉が欲しい 元老院議員には不満であった。」 「自らを、主にして神と呼ばせるなど共和政の伝統を無視した。」、 「自分の顧問団を重視し、元老院を軽視した。」、 「9月、10月の名前を自分の称号と名前からゲルマニクス、 ドミティアヌスに変えた。」 などといった理由があったようだ。 しかし、元老院に実質的な力が 無くなっていたのだから、 ドミティアヌスは形式ではなく実質で 行動したにすぎない。 81年に即位してのち、帝国の経済を破綻させ、景気の後退を招き、通貨デナリウスを下落させた。 財政回復のため、増税したが、これによってさらに人気の低下を招いた。 ドミティアヌスは芸術と競技に情熱を注ぎ、父ウェスパシアヌスが建設を始め、 兄ティトゥスが奉献したフラウィウス競技場(コロッセオ)を86年に完成させるとともに、ドミティアヌス競技場を新たに造った。 また、オリンピア競技を模し、4年ごとに陸上競技や戦車競走などからなる競技大会を催した。 ステファヌス(姪ユリア・ドミティアの執事)を含む元老院議員らや元側近によって暗殺が計画され、 96ADにステファヌスによって暗殺された。
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セプティミウス・セウェルス NGC鑑定 Ch XF デナリウス銀貨 ローマコイン
¥35,000
Reference:RIC 97 発行国 ローマ帝国政 地方名 ローマ造幣所 発行年 AD196-197年 額 面 デナリウス 金性 AR(silver) 表面柄 セプティミウス・セウェルス帝 L SEPT PERT AVG IMP VIIII Laureate head right. 裏図柄 棍棒と弓、左肩にライオンの毛皮を持つヘラクレス神 HERCVLI DEFENS サイズ 17mm 重量 2.23g 状態 Ch XF セプティミウス・セウェルス ルキウス・セプティミウス・セウェルス Lucius Septimius Severus、146年4月11日 - 211年2月4日 皇帝在位期間 193年4月9日 - 211年2月4日 第20代ローマ皇帝、セウェルス朝を開いた皇帝である。 セウェルスはアウレリウス帝とコンモドゥス帝の親子二代に仕え、ローマの貴族階級における典型的な経歴を歩んだ。 ネルウァ=アントニヌス朝断絶後の騒乱(五皇帝の年)で頭角を現して有力な皇帝候補となり、 ペルティナクス帝の死後に実権を掌握した。彼は存命中の皇帝であったディディウス・ユリアヌスを失脚させて自らが皇帝に即位した。 皇帝となった後、クロディウス・アルビヌスとペスケンニウス・ニゲルという二人の僭称帝との戦いが始まると、 セウェルスはイッススの戦いでまずペスケンニウスを破り、続いてクロディウスをルグドゥヌムの戦いで打ち破った。 また合わせてオスロエネ王国に対する外征にも勝利して、ローマ領を東方へ拡大した。 体制を固めたセウェルスはより大胆な外征を計画、パルティア戦争で敵国の首都クテシフォンを占領するなど大勝を得て、 ティグリス川沿いまで領土を拡張した。 同時に属州アラビア・ペトラエアに建設されていた城壁「リーメス・アラビクス」の補強を進め、東方属州の拡大と強化に熱意を注いだ。 自らの故郷である属州アフリカでも外征を行い、ガラマンテス族を破って「リメス・トリポリタヌス」を南の砂漠地帯にまで広げた。 治世後半も戦いに明け暮れる日々を過ごし、北方はブリタンニアでピクト族との戦争に従事しつつハドリアヌスの長城を補修した。 セウェルスの死もそうした戦いの最中で起き、ブリタニア遠征中にエボラクムで病没した。 軍国主義を貫き、軍隊中心の国家運営を行った。二人の息子であるカラカラとゲタには、「互いに仲良くせよ。兵士たちに金を与えよ。 そしてその他のことは無視せよ。」と言い残した。 彼の残した建造物の中では、フォロ・ロマーノに今も残る 「セプティミウス・セウェルスの凱旋門」が有名である。
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ゴルディアヌス3世 NGC鑑定 AU ダブルデナリウス銀貨 ローマコイン
¥25,000
Reference:RIC IV 3 発行国 ローマ帝国政 地方名 ローマ造幣所 発行年 AD 235年 額 面 ダブルデナリウス 金性 AR(silver) 表面柄 ゴルディアヌス3世 IMP CAES M ANT GORDIANVS AVG Radiate bust right,draped and cuirassed. 裏図柄 女神パークス PAX AVGVSTI Pax standing front, head left, holding olive-branch upward with right hand and left hand a transverse sceptre. サイズ 21-23mm 重量 3.16g 状態 VF ゴルディアヌス3世 ゴルディアヌスⅢ (GordianusⅢ) 225年1月20日―244年2月11日 ローマ皇帝在位期間 238年―244年 セウェルス朝最後の皇帝であるアレクサンデル・セウェルスが暗殺された後、 ゲルマニア方面軍の支持を受けたマクシミヌス・トラクスが皇帝に即位する。 しかし、元老院はマクシミヌスの政策に反発し、両者の対立は徐々に深まっていく。 238年にゴルディアヌス1世と2世親子がアフリカ属州でマクシミヌスに対して反旗を翻すと、 元老院は関係の悪かったマクシミヌスを反逆者とし、ゴルディアヌス父子を皇帝と定めた。 しかし、マクシミヌスを支持するヌミディア総督はゴルディアヌス父子を攻撃し倒してしまう。 マクシミヌスはローマに入るため南下するが、元老院はこれに対抗して 元老院議員であるバルビヌスとプピエヌス・マクシムスを共同皇帝として擁立し、 民衆に人気のあるゴルディアヌス3世を副帝に据えた。この時、彼はまだ13歳であった。 ローマに進軍中のマクシミヌスが軍団内で暗殺されると、共同皇帝であるバルビヌスとプピエヌス・マクシムスが対立。 内乱に発展するかに思われたが、近衛隊が両者を暗殺。 残ったゴルディアヌス3世が単独の皇帝となる。しかし若干13歳の彼はお飾りの皇帝であった。 親衛隊長官に就任したティメシテウスの娘を王妃として迎え、軍政を含む政治全般を義父であるティメシテウスにゆだねる。 それまでの帝国内部の権力闘争によって辺境の防衛はおろそかとなっており、 北部はゲルマン民族による圧迫を受け、西部はペルシャによる侵略を受けていた。 ゴルディアヌス3世とティメシテウスはペルシャの討伐に向け、共に出陣するが、 幾たびかの会戦に勝利したものの、ティメシテウスは陣中で病死、間もなくしてゴルディアヌス3世も倒れてしまう。 皇帝の死に関しては当時より、新しく親衛隊長官となっていたピリップスの関与が指摘されている。 NGC鑑定 AU(準未使用)ととても保存状態の良いコインです。肖像もはっきりとしており、皇帝の面影が良く伝わってきます。
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ネルヴァ NGC鑑定 Ch VF デナリウス銀貨 ローマコイン
¥42,000
SOLD OUT
Reference:RIC 9, RSC 132, BMC 19 発行国 ローマ帝国政 地方名 ローマ造幣所 発行年 AD96 額 面 デナリウス 金性 AR(silver) 表面柄 ネルウァ帝 IMP NERVA CAES AVG P M TR P COS III P P 裏図柄 Salus seated left holding corn ears SALVS PVBLICA サイズ 17.5㎜ 重量 3.36g 状態 Ch VF マルクス・コッケイウス・ネルウァ( Marcus Cocceius Nerva Caesar Augustus) 35年11月8日 - 98年1月27日(ローマ皇帝在位期間 96年9月18日 - 98年1月27日) ローマ五賢帝の一人目、ドミティアヌス帝暗殺後、元老院によってネルウァは皇帝に推挙された。 それまで単に帝位を追認するだけの存在に成り下がっていた元老院の主導で皇帝選出が行われた初の事例となった。 ネルウァ帝は既に60歳という当時ではかなりの高齢になっていた事から臨時的な皇帝就任と考えられ、 主にドミティアヌス時代に迫害された人々の名誉回復に努めた。 しかし軍の掌握については思うように進められず、 軍の実力者であった将軍トラヤヌスを後継者にする事を 交換条件に支配下に置いた。 即位から15ヶ月後にネルウァ帝は病没し、トラヤヌスが義理の息子として帝位を継承した。 ローマ五賢帝の一人、ネルヴァ帝の特徴をよくとらえたデナリウス銀貨です。 流通量は少なく、グレードの高いコインは希少です。 鑑定結果はNGC公式ホームページでご覧になれます。 注意事項:画像で判断出来ない細かいシミ等ある場合がございますのでご了承下さい。ノークレームノーリターンでご注文下さい。
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ガルバ NGC鑑定VF ローマ Denarius銀貨. Rome mint. AD 68-69
¥44,000
ガルバ帝 GALBA 発行国 ローマ帝国政 地方名 ローマ造幣所 発行年 AD68-69 額 面 デナリウス 金性 AR(silver) 表面柄 ガルバ帝 IMP SER GALBA CAESAR AVG 裏図柄 ローマ神 ROMA RENASC サイズ 17-19㎜ 重量 2.80g 状態 VF 参照 RIC 195 BC3~AD69(在位 AD68~69) セルウィウス・スルピキウス・ガルバ(Servius Sulpicius Galba) 68年3月にガリアでネロに対する反乱が発生したとき、 ガルバはスペインのタラコネンシス属州の総督であった。 4月に皇帝宣言し、6月には元老院からも皇帝として承認される。 しかし、 即位時に兵士たちに金をばらまくことをしなかったため、軍隊の支持は 弱かった。 69年1月にはウィテリウスが反乱を起こす。 1月10日、支持基盤強化のために、名家の出身であるピソを養子に迎えるが、これは失敗であった。 自分を後継者にしてくれるとばかり思っていたオトが反乱を起こし、ガルバは最期を迎えた。 在位期間が短いため、硬貨の発行数も少なく、希少である。 ガルバの特徴をよくとらえたデナリウス銀貨です。 在位期間が短く、希少性が高いため 海外ではFAKE(偽物)も多く出回っております。 本品はNGC認定済の本物です。 鑑定結果はNGC公式ホームページでご覧になれます。 注意事項:画像で判断出来ない細かいシミ等ある場合がございますのでご了承下さい。ノークレームノーリターンでご注文下さい。
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